神奈川の旅行会社TCJの旅行体験記(第7回)

2020/03/18 ブログ

本日も、シリーズ第7回目として、TCJの社員が実際に体験したツアーや観光地等を、独自の評価でお話しさせていただきたいと思います。

今回は、まもなくシーズンを迎える、黒部立山アルペンルートについてご紹介させていただきます。

まず、黒部ダムについて簡単にご説明させていただきます。
富山県東部の黒部川上流に水力発電用として1956年に着工し、7年の歳月を経て完成いたしました。
このダムの特徴としては、ダム自体の大きさです。
高さが186m、幅が492mもあり、高さ・幅については日本一を誇るダムとなっており、
関西電力地区の電力に大きく貢献しております。

さて、本題に戻りアルペンルートについてのご紹介をさせていただきます。
そもそも、アルペンルートを観光する際は、長野県側・富山県側それぞれのアクセス方法があり、
それぞれの県から黒部ダムを経由し、相手方の県に通行するのが一般的ですが、
例えば長野県側から黒部ダムに行き、再度長野県側に帰ることも可能です。
また、アルペンルートの観光には様々な乗り物を乗り継ぎ、景色に移り替わりを楽しんでいきますが、
乗り物だけの乗車時間で約3時間20分かかり、移動・乗り継ぎ時間や観光時間を考慮すると、
通過するだけで半日以上の時間を要しますので、1日がかりで観光すると考えていただければと思います。

今回は、実際に私たちが体験した富山県→黒部ダム→長野県のルートでご紹介いたします。
スタートは富山駅から富山地方鉄道に乗車し、立山駅まで向かいます。
車窓から、のどかな田園風景をご覧いただけ、のんびりとした時間を過ごすことができます。
立山駅からはケーブルカーに乗車し、標高差500mをわずか7分で駆け上がります。
続きまして、美女平からは環境にやさしいハイブリットバスに乗車し、室堂を目指します。
4月~6月にかけては、20mもの巨大な雪の壁の間を縫うように走行するのも、
アルペンルートの特徴でもあります。
また、雪の壁を歩いて、その迫力を目の前で体感することもできますので、
ぜひともこの時期は、体験してみてください。

そして、乗り物としては一番の目玉ポイント!
日本国内では唯一のトロリーバスに乗車し、大観峰を目指します。
トロリーバスとは、見た目はバスの形をしておりますが、屋根上に電車と同じパンタグラフが設置されており、
電線から動力を供給し、走行します。
その為、バスという名前がついておりますが、法律上は鉄道として扱われております。
走行音も電車と同じような音なので、目をつむると電車に乗っているような感覚になります。

大観峰からはロープウェイ・ケーブルカーを乗り継ぎ、ようやく黒部ダムへと到着します。
黒部ダムでは、真上から谷底を望むことが出来、アーチ状の形をしているので、
思わず吸い込まれてしまうような感覚になります。
また、放流時には大量の水しぶきが風に舞い上げられ、ダム上部まで降り注ぐので、
夏場に観光される際には、涼しさも感じられます。
そして、ダムの見学スポットは複数ありますので、自分の好みにあった場所を探してみるのも
楽しいかもしれませんね。

ダムの観光を終えた後は、電気バス→路線バスに乗車し、長野県の信濃大町へと向かいます。

以上がアルペンルートのご紹介となりますが、どの県から観光されるか迷われる方も
いらっしゃるかと思いますが、黒部ダムだけを観光したいのであれば、長野県側から
向かわれることをお勧めいたします、比較的所要時間が短く済みます。

また、マイカーでの観光ですが、アルペンルートのほとんどのエリアは一般車両進入禁止となっております。
そんなお客様のために、長野から富山、富山から長野へのマイカー輸送サービスも実施されております。
しかし、輸送費用が割高ですので、旅行代金を安く済ませたい方は、新幹線や特急列車をご利用されることを
お勧めいたします!

今年のアルペンルート4月15日からなので、まもなくOPENを迎えます。
例年4月~6月は雪の壁を見ようと、宿泊機関等も大変混雑しますので、お早めにご予約されることを
お勧めいたします!
少しでも気になった方はぜひご連絡ください!